紳士靴を履くにあたって必要な道具と予算

初めて革靴を買うにあたって、必要な物が何点かあります。

靴のメンテナンスに使用するそれらを購入すると、靴代とは別に5千円~1万円程度必要となります。
本ページでは必要な物と理由、それぞれの大まかな金額を解説していきます。

 

①靴ベラ


靴を履く際に使用する。

 

写真のようにカカトと靴の間に挟むことで
靴を履きやすくするだけでなく、靴のカカト部への負荷を減らす役割があります。

様々な素材、形状の物が有り値段は100円の物から1万円以上する物まで様々。
靴のカカト部は履き心地、歩き心地に影響する部分です。
靴に負担をかけない為にも革靴と同時に購入しておくべき道具です。

写真は筆者が外で使用している金属製の靴ベラです。

 

②シューキーパー(シューツリー)

靴の保管時に靴の中入れることで型崩れを防ぐ道具です。
値段は1,000円未満の物から1万円以上の物まで幅が大きいです。
材質は木とプラスチックの物が多いです。

 

使用しないとつま先が反ってしまったり、シワが多く発生したりしてしまいます。
靴ベラとともに必ず買うべきものと言えます。

筆者は写真のREGALの木製のシューツリーをお気に入りのビジネスシューズに使用しています。

 

※ここまでは革靴の種類を問わず必要な物、靴を履くたびに使用する道具となります。
ここから先は革靴の手入れに使用する道具を紹介していきますが、
革の種類によって必要な道具が変わってきます。

今回は下の写真のようなスムースレザーという毛羽立ちや型押しの無い、
表面が滑らかな革を対象とした道具を紹介していきます。

③馬毛ブラシ

日々の靴の手入れに使用します。
1,000円程度の物から4,000円程度の物が主な価格帯です。

筆者はコロニルの物を使っています。
2,000円以下の物ですが、適度なコシがあるので使いやすく満足しています。

ブラッシングすることでホコリや汚れを落とします。
ホコリを落とすことで湿気を排除しカビや臭いの予防をすることにつながります。

靴を履いた後ブラシをかけることが日々のメンテナンスとなります。

 

④クリーナー

靴表面の汚れ、古い乳化性クリームや油性ワックスを落とすのに使用します。
1,000円より少しするものから2,000円しない程度で購入できます。

筆者は写真のサフィールユニバーサルレザーローションを使用しています。
汚れを落とす力が強すぎないため革への負担が少ないと勧められ購入しました。

クリーナーによって汚れを落とす強さ(革への負担)が違うので汚れを落とす力が強ければ良いわけでは無いことは覚えておきましょう。

⑤乳化性クリーム

靴に油分と栄養を補給します。
革は乾燥すると割れやすくなります。
乳化性クリームを使用することで油分と栄養を補給し、革のしなやかさを保つことができます。

始めはニュートラルという色のついていないものを選び、色付きはその後に買うことでよいと思います。
1,000円以下の物から2,000円台で購入することができます。

筆者は写真右のサフィールの乳化性クリームのニュートラルを主に使用しています。

⑥クロス(布)
クリーナーやクリームを使用する際に必要となりますが、
専用のクロスを使用しなくてもTシャツの切れ端で代用可能です。
道具にこだわりたい方は購入してください。

以上が革靴と同時に購入すべき道具です。

その他にも用意した方がいい物はありますが、最低限上記の物はそろえましょう。

ここまでで上げたシューケア用品のブランドについてはこちらを参照ください。

靴の手入れについては別ページで解説を行います。
(未作成)

 

 

ここから先は各道具についてより詳しく説明していきます。

①靴ベラ

形状は大きく分けて柄の長いタイプと短いタイプの2種類があるが、
靴の履き方で使いやすい物を選ぶとよいです。

木製 靴べら ロング スタンド付き 小次郎 茶 送料無料 くつべら 台付き デザイン 名入れ不可

柄の長いタイプは立ったまま靴に足を通すことができますが、携帯性は有りません。
靴を履くときにしゃがまない人、一度履いたら外では脱がない人向けと言えます。

柄の短いタイプはしゃがんだ状態で使用します。
サイズが小さい物が多く、携帯性に優れているので鞄に入れておくこともできます。
しゃがんで靴を履く人、出先で靴を脱ぐ事が有る人に向いています。

始めは安めの物でいいので必ず用意しましょう。

何も使わなかったり、指を靴ベラ代わりにして脱ぎ履きをする人もいるが、
少なからずカカト部に負担がかかってしまうのでぜひ靴ベラを使いましょう。

筆者はお客さんのところで柄の長いプラスチックの靴ベラを使用した時に靴ベラを折ってしまった事が有り、それ以来常に自前のコンパクトな靴ベラを使用しています。

行く先々で靴ベラを借りるやり取りもスマートでは無いと感じていたためマイ靴ベラを持ち歩くことに満足しています。

 


以前はDAISOさんの靴ベラを使用していましたが、これでも十分に使えました。

②シューキーパ

シューキーパごとに立体的な形が違うためサイズだけで選ぶと靴と会わない事が有るので実物を見て選ぶことをお勧めします。

靴は革が吸収した水分を発散するときに縮み靴の底(ソール)が反ってしまいます。
シューキーパを入れておくことで反りを防ぐことができます。
また、余計な細かいシワが入ることも防いでくれます。
革靴の見た目を維持する機能が有るので長く履くうえで欠かせないでしょう。


左がREGALのプラスチック製のシューキーパ、右がREGALの木製のシューキーパ

材質の異なるシューキーパを入れた写真です。
奥の物は蛇腹の部分がバネ状になっていて戻る力で靴の中から力をかけます。
どちらがいいかについては筆者も研究途中なので断定はできませんが、プラスチックの物の方が安価でした。

 

③~⑤のメンテナンス道具については各メーカーでメンテナンスセットを取り扱っているので初めての購入ではセット購入するのがおすすめです。

 

筆者が気になるのはこちらのセットです。

靴シューケアブートブラックシルバーラインセットモヒート缶入りシュークリーム55gニュートラルシュークリーナーブラシクロスシューケアセットメンズレディースコロンブスCOLUMBUS17512モヒート
私が革靴を買うにあたって最低限用意すべき物で上げたケア用品すべてを網羅しており、
送料別で1,980円ととてもお求め安い値段です。

 

 

上記の物に加えて豚毛のブラシも手に入る送料別2,200円のコロンブススターターキットを購入してみました。
以下のページでレビューしているので参考にしてみてください。
※写真の上にあるブラシはサイズ比較のための自前のブラシです。

コロンブスシューケアグッズの感想

 

 

こちらのサフィールのセットは5,000円以内でケア用品を保管する缶、
手入れについての資料が付いてくるので良さそうです。

靴磨きセット<BR>SAPHIR(サフィール)スタンダードセット

道具を一か所で保管できるのは、道具が散らからず便利なので缶付はとてもいいと思います。

 

コロニルプレミアムセット【プレミアムプロテクト&デリケートクリーム&ディアマント&ブラシ&テレンプ】クリスマスギフトにどうぞ!送料!代引手数料無料!

こちらのコロニルのセットを購入すれば撥水スプレーを含め一通りのケア道具がそろいます。

 

革靴を購入する時に靴屋さんからメンテナンス道具を勧められるので、素直に買ってしまうのも1つの手段です。

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この記事を書いた人

初めての革靴選び、迷わず失敗しないよう情報提供いたします。

レザークラフトを通して革への興味を強め、
革靴の魅力に気づきつつある32歳。

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